松浦ユキの最新インターネット情報!
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ナチュラル・ウーマン (河出文庫―BUNGEI Collection) 価格: 509円 レビュー評価:4.5 レビュー数:9 松浦理英子は寡作である。出された本は 数えるほどしかない。しかし その存在感は相当なものである。
本書は 女性作家が描く 女性の同性愛の話である。男性の僕としては ある意味で そうしようもなく分からない状況であるとしか言いようがない。
基本的には 人間には男性と女性しかいないと思う。例えば 男性でありながら心は女性であるという方もいらっしゃるわけだが その方を「女性」とジャンルしてしまえば 引き続きその2種類しかない。
男性に属する僕にして 本書を読んでいると 「女性」というものは分からないものであると つくづく思った。 |
セバスチャン (河出文庫) 価格: 651円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 不器用な主人公たちの危ういセクシュアリティの異変。
何気ない会話の戯れに惹きつけられました。 |
あやめ 鰈 ひかがみ 価格: 1,680円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:3 本を片手に日比谷線に乗り、物語を開く。 日比谷線の情景が騒音がけだるいBGMになって重なっていく。 トーキョーの地下鉄。あの醜悪でチャーミングで、猥褻でビューテフルな変な町、 混沌としてわけのわからないメガロポリスの地下を上野、秋葉、銀座、日比谷 ところころと落ちていく。人がどやどやと降りていくので、曖昧だが六本木で つられて降りてしまった。どこまでも落ちていく夢にはっと目覚めてしまう感覚。 アマンドにタムロするケダルイ外人を横目にヒルズのほうにぼんやりと 足を踏み出した中年オヤジ。 GWのヒルズに何の意味があるのか?ないのか?小難 |
裏ヴァージョン (文春文庫) 価格: 590円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 二人の女性の、なんとも言い難い微妙な関係性を
主人公が相手の女性に書き宛てる、嫌みとも思われる内容の短編小説や、
容赦ない言葉を投げつけた質問状などを通して描いていくという
新しくとても奇抜なストーリー展開に惹き込まれていきました。
二人のひねくれたやりとりや、主人公の生い立ちと青春時代を基にした
短編小説などからのぞく複雑な本心、レズビアンを扱った短編小説の中に隠された
不純ではないけれどまっすぐでもない二人の友情?など、
どこまでも深くのめり込んでいける読み応えのある内容でした。
ただ、私はこ |
本業失格 価格: 1,890円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 〜何年か前、恵比寿に移動式の本屋さんがあるということを耳にした。オーナーの松浦弥太郎さん。雑誌などで名前だけは知っていた。彼の記事を目にするたび、その記事からも漂ってくるセレクト趣向。気になって仕方がない。何度となく探しに行くも、いかんせん、移動式。上京したての地理感ゼロ、おまけに方向音痴の自身にはどうしても見つけることができなかっ〜〜た。その後、彼は中目黒にカウブックスという古本屋をオープンさせた。オープン当初はその本屋の記事を目にしないことはないというほどの取り上げられ方。そして今では、南青山にも店舗を構えているようだ。そんな彼の著書、「本業失格」2000年の初版を買っておきながらも、2 |
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