松浦ユキの最新インターネット情報!
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独白ニュースレター 価格: 1,575円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 もともと長尾さんの料理本(スープ本)から派生して手を伸ばしたが、古きよき時代の書簡本をおもわせる文体はなかなか味わい深いもの。二人のやりとり自体、はじめからこの本の完成を意識していたのか?と思わせるようなところもあり、松浦氏の他の作品にくらべるとなんだか「文学」を意識しすぎた高尚な読感もいなめない・・・。ラフなエッセイ風のさりげない文章の方が、本来のふたりのよさを味わえる気がする。次作に期待したいところ。 |
ゲームエフェクトマニアックス (C MAGAZINE) 価格: 2,940円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 入門的な内容は皆無ですが、
メタルギアソリッドの「ステルス迷彩」を作りたい!
マリオ64の「メタルマリオ」を作りたい!
雪や雨や落ち葉...etc を降らせたい!
血しぶきや煙を再現したい!
光や影をもっと細かく制御したい!
なんかカッコいいエフェクトはないかなぁ?
そういう方は是非本書を手にされてください。
きっと納得のいくエフェクトがあると思います。 |
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うぇぶマスコットをつくろう!!for Ajax 価格: 2,940円 レビュー評価:3.5 レビュー数:2 添付されていたスクリプトを動かしてみたんですが
エラーがでて、原因を探っていくと
スクリプトにデバッグコードが残ってて
そこを消したらうまく動きました(笑) |
幽(かすか) 価格: 1,575円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 松浦寿輝の小説には日常から切断された“仮住まいでの生活”がよく登場する。「幽」でも、主人公はそれほど親しくもない昔の同僚とばったり出会い、進められるままに、その知人の留守宅での生活を始める。そこは日常よりも「死」「夢」に近い場所であり、日常における他者や社会との関係性は介在してこない。 “何がどうなのか定かではないということ。一人になるというのはそういうことだった”。そんな孤独で、居心地がよくて、現実感のない褄(つか)の間。ところが仮住まいであっても、やがて“縁”が芽生えてくる。それは“女でも男でもいい、いやそれは物体でもいい、風景でもいい、たった一つの何かとの出会いが、「自分が自 |
花腐し (講談社文庫) 価格: 490円 レビュー評価:3.0 レビュー数:4 寿輝って名前カッコ良いけど、顔は吉本芸人風に不細工だよね。
寿輝のエクリチュールはカッコ良いけど、評論とエッセイと小説がダサイよね。詩は例外的にカッコ良いけど。結局、中味の濃度が薄いのが欠点。
批評は結論を回避する、ダラダラとした文体で、何が言いたいのか自分自身わからん様子だし、小説は心に染み入るところがまったくないし、文体が多和田葉子などに比べると決定的に弱い。
詩は悪くないが、現代日本を代表する詩人かというと、もっとすごいのがまだ数人いるので、そうでもない。
結局、本書も悪くはないが、別に文学史に残るほどの傑作でもないし、寿輝という能弁な才 |
そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所 価格: 1,785円 レビュー評価:4.0 レビュー数:3 記憶の混濁、そして過去の断片的な羅列・・・決して物語としての体裁を保っているとは思えない作品が多い。しかし、それが奇妙なほどに高い次元での実験性を感じさせて、さながら高度なロジックを駆使するミステリィ的な快楽を得ることもできる、かも知れない。ただし、それは飽くまでも読者を選ぶものだ。難解であることは間違いない。「singes/signes」の実験的な語りは、ほとんど動きのない展開の中で、しかし静かで、密やかなスリルに満ちている。また「逢引」では、やはりこのひとが詩人であるということを強く感じさせつつも、物語的な興味でも読者を引っ張ることの出来る大変な力量の作家でもあると思い知らされる。個人的 |
あやめ 鰈 ひかがみ (講談社文庫) 価格: 580円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 これは人が死ぬ前に見る“夢”である。「あやめ」「鰈」「ひかがみ」は独立した小説だが、同じ夢の世界の話である。三作の主人公はそれぞれ別の男だが、いずれも年の瀬が舞台となっている。クリスマスも過ぎ大晦日までの4、5日間というのは日常でも祝祭でもない妙に中途半端な時期であり、異界への扉がパックリ開いているのかもしれない。一年の終わり=人生の終わりという暗示でもあるのだろう。
死ぬ前に見る“夢”はきっと恐ろしい。日頃自分の中でごまかしてきた、無いものにしてきたことが、夢の中で追いかけてくる。自分という人間が実はどういう存在として見られていたのかという聞きたくもない話を昔の知人が教えて |
半島 価格: 2,300円 レビュー評価:4.0 レビュー数:3 半島の先端に橋ひとつで繋がっている小さな島。この島で“クライアント”とも“ゲスト”ともつかない存在として、“休暇”とも“余生”ともつかない日々を送ることとなった四十過ぎの男の話。 この島の存在は男自身であり、島で起こることのすべては男の心象風景でもある。男は世のしがらみから逃れ、“自由”を求めてこの島にやってくるのだが、少しずつ少しずつ、あらたな人間関係が形作られていく。現実から逃れて幻想(仮初)に生きることなど出来ない。なぜなら現実こそが仮初だから。なぜなら現実とは自分自身が作り出すものに過ぎないから。 この島は仮初でありながら、現実であり、自分自身なのである。この四十過 |
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